【ビートたけし原作!!】映画『アナログ』の楽曲を担当した《幾田りらさん》《内澤崇仁さん》にインタビュー🎤🎞🎶
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【ビートたけし原作!!】映画『アナログ』の楽曲を担当した《幾田りらさん》《内澤崇仁さん》にインタビュー🎤🎞🎶

ビートたけしさんが初めて書きあげた 恋愛小説「アナログ」が 遂に映画化😳🎥✨ 二宮和也さんが主演、 波瑠さんがヒロインを務めた ラブストーリーの 映画『アナログ』 が10月6日(金)に公開💌 今回は 映画本編鑑賞後に号泣…

ビートたけしさんが初めて書きあげた
恋愛小説「アナログ」が
遂に映画化😳🎥✨

二宮和也さんが主演、
波瑠さんがヒロインを務めた
ラブストーリーの
映画『アナログ』
が10月6日(金)に公開💌

今回は
映画本編鑑賞後に号泣し、
その勢いでインスピレーションを受けて
インスパイアソング『With』を
書き上げたという
《幾田りらさん》

初めて劇伴全編を担当し、
インスパイアソングの
プロデュースも務めた
《androp 内澤崇仁さん》
にインタビュー🎤🎞🤍

作品や音楽の魅力について
盛りだくさんで聞いてきました😽

作品をご覧になって、最初に心に残ったことはどのようなことですか?

《内澤さん》

人を愛することの素晴らしさや、
人と人との繋がりを大切にしたいということを
最初に思いました。

《幾田さん》

人と人とが紡ぎ合う絆や、
「愛ってなんだろう」ということを、
すごく考えさせられました。

どういった思いやりや、どういったことが
愛になっていくんだろうっていう、
その過程を考えさせられるような物語でした。

ビートたけしさんが書かれた小説が原作ということで、クスッと笑えるシーンもあったかと思うのですが、お二人のお気に入りのシーンはありますか?

《内澤さん》

アドリブのシーンが多いと伺っているのですが、
悟と友人で男3人が集まって
ワイワイしているシーンは何度観ても
笑っていました。

長い時間撮っていたらしいので、
作中で使われているのは

その中のほんのちょっとだと思うんですけど、
だからこそ、3人の人間性がグッと凝縮された
リアルな感じが、すごく面白いなと思いました。

《幾田さん》

私も、焼き鳥屋さんでその3人とみゆきが
一緒になってふざけるやりとりを観て
「これ、どこまでアドリブなんだろう?」
って思うくらい、
すごく自然で
クスっと笑ってしまいました。

悟がみゆきを初デートのご飯に
誘う時のやりとりでも、
絶妙な間合いの笑いが面白かったです。
二人のこれから仲良くなっていきたい
気持ちが伝わる、
さぐり探りの雰囲気が
初々しくて好きでした。

《内澤さん》

完成披露試写会の時にも
そこで笑いが起きていました。

幾田さんは映画を観て号泣されたと伺いましたが、どのシーンが1番グッときましたか?

《幾田さん》

映画の泣けるポイント
全部で泣いていたので、
選ぶのは難しいのですが、
きっと、皆さんが
涙ぐんでしまうであろうシーンには

全てグッときておりました。

物語の最後の方で、悟とみゆきのお互いが
投げかけていたことに対する
答えが分かってきた時の、
心が結ばれていく感じにすごく感動します。

人を思いやることと、誰か一人のことを
ずっと思い続けるということの尊さを
感じた瞬間に涙が溢れました。

映画のデータをいただいてから、
観たのが深夜の3時頃で、
朝日が昇ると共に涙が出てきて、
すぐに曲の構想を練り始めました。

「With」は一部のストーリーを切り取るのではなく、出会いから未来までが凝縮されている曲だと感じました。制作する上で意識したことはありますか?

《幾田さん》

今仰っていただいたように、
切り取るというよりは
お互いのことを思い合う気持ちを
そのまま描きました。

悟目線と思われる方も
きっと多いかと思うのですが、
みゆきからのアンサー的な気持ちも含めた上で、
二人の会話のような、
お互いが想い合う愛っていうのを
曲に注ぎたいなと思っていました。

内澤さんは『With』をアレンジする際に、どんなことを想い、どうアレンジしようと考えましたか?

内澤さん》

最初のデモの段階で、
すごく素敵な曲だと思っていたので、
「自分はこの曲で何ができるんだろう?」
と難しく感じました。

他の映画では劇伴とエンディングテーマ、
インスパイアソングは
それぞれ違う人が
担当することが多いと思うのですが、
今回は自分が劇伴も制作しているので、
楽曲の流れに一貫性を持たせるのが、
自分のできることだと思いました。

なので、そこに注力して、
全体に違和感がないようにプロデュースしました。

まさに「With」は劇伴にもとても溶け込んでいる印象がありました。

《内澤さん》

監督からの要望も強かったので、
そこは意識的に考えました。

幾田さんはアレンジを聴いてどんな印象を受けましたか?

《幾田さん》

すごく美しいハーモニーと
壮大なストリングスのアレンジをして下さって、
自分の書いた言葉に
色がついていくような感覚でした。

最初にデモを聴いた時に、本当に感動しました。

レコーディングで歌を録る日まで、
歌詞はずっと練り直し続けていたんですけど、
この音楽があれば、普段だったら照れくさくて
書けないような
ストレートな想いの強い歌詞でも、
絶対に強く惹かれるなと思って、
書き直した部分もあります。

2番のサビの前の
「世界中の誰より一番
近くで
君を信じ続けていく」は、
口で言うと小っ恥ずかしくなっちゃうような
部分なのですが、
内澤さんのアレンジに強く
押し出してもらえたことによって、
ちゃんと言葉だけで立っていられる
歌詞になりました。

それくらい本当に素敵で感情に寄り添った
アレンジをして下さって、すごく嬉しかったです。

《内澤さん》

そう言っていただけて、ありがたいです!

 

幾田さんが歌うと、
真っ直ぐな歌詞であろうが、
難しい言葉であろうが、
ちゃんとそれが成立するという説得力を、
今回すごく感じましたね。

デモの状態から知っているって、
なかなかないことじゃないですか。

デモの段階から素晴らしかったのに、
更に色んな彩りを入れた歌詞になっても、
それが1つ1つ際立って、
曲になっていく様を見ていたので、
すごく素晴らしい人だなと思いました。

《幾田さん》

嬉しいです!

《幾田りらさん》
ヘアメイク:YOUCA
スタイリスト:藤本大輔(tas)
《内澤崇仁さん》
ヘアメイク・スタイリスト:小川夏輝(vicca)

楽曲制作をするにあたり、特にこだわった点はどんなところでしょうか?

《内澤さん》

『アナログ』という映画は、
真っ直ぐでピュアな感情を描いているので、
音楽をつけることでそれを脚色したり、
過剰にドラマチックにすると、
めちゃくちゃ浮いちゃって
世界観を壊してしまうんじゃないか
という
思いがありました

なので、感情に寄り添うような音楽を作る
というところに1番力を入れました。

作中ではバイオリンとピアノが多く出てくる中、劇伴ではギターの優しい音色が特徴的に感じました。使用された理由は何かありますか?

《内澤さん》

そこもストーリーに
とても影響してくるんですけれども、
悟はギター、みゆきはバイオリンという
モチーフがあります。

悟がメインのシーンでは
ギターの音色がメイン、
みゆきがメインのシーンでは
バイオリンの音色がメインでついているんですよ。

そして、二人が歩いているシーンでは
ギターとバイオリンが
混ざっている曲になっています。

ネタバレになるので詳しくは言えないですが、
物語上、ある音が重要な役割を果たしているので
だからその音は使えないっていう(笑)

最後の方にはその音色も混ざっているように感じました!

《内澤さん》

物語の最後の方は、
それを克服しているという状況だったので
その音色が入ってくる、
そして、幾田さんのインスパイアソングにも
その音が使われているという
ストーリーになっています。

監督の要望もあってそうしました。

幾田さんが特にこだわったのはどのようなところでしょうか?

《幾田さん》

私は、この映画を観た後に、
感情の昂るままに早速ピアノの前に座って、
ラストシーンを頭に描きながら、
「どんな音がほしいかな」ということを
すごく考えました。

その時に、
「柔らかいものが降ってくるような、

スーッと胸に落ちてくる音楽でありたい」
という風に思いました。

そこに、最初は言葉はいらないと思って、
ハミングのような部分を取り入れました。

《内澤さん》

そういうことだったんですね!

最初にどうしてそのフレーズが
頭に生まれたのかなと考えていたので、
それをすごく聞きたかったんです!

《幾田さん》

あの物語を観た後に、
すっごくピュアな恋愛なので、
最初に耳に入ってくるものは
神聖なものにしたいと感じて、
言葉ではなく、讃美歌のようにしました。

《内澤さん》

祝福しているような印象を受けました。

《幾田さん》

嬉しいです!

そうなんです。アカペラの後は、
「奇跡のような」という歌詞から始まるのですが、
その言葉も、ハミングを作り終わった後に
「最初にきてほしい音だな!」
って感じて入れました。

普段はメロディを先に作ってから
歌詞を書くんですけど、
そこは2つが同時に降りてきて
「これしかない!」って思いました。

《内澤さん》

確かに、デモの段階から
そこは変わっていないですもんね。

《幾田さん》

はい。そこだけは変わらなかったです。

映画と曲がすごくリンクして感じられたので、とても感動しました!

内澤さんは監督とどういったディスカッションがあったのか教えていただきたいです。

《内澤さん》

1番初めは「自由にやってください」
って言われたんですけど、
監督が強くイメージしている音があったので、
お話をする時には、全身を耳のようにして
聞き漏らさないようにしていました(笑)

監督がチラッと
「ここのセリフを聞かせたいんだよね」
と言ったところは、
絶対にそこにメロディが被らないようにしたり、
「ここから始まってほしい」
「ここは音楽が必要だ」という

ところはメモをしたりして、
意識して劇伴を作っていきました。

監督との共同作業だったんですね!

《内澤さん》

いろいろと勉強になりました!

幾田さんがご覧になった映像は、既に劇伴が入っているものだったのでしょうか?

《幾田さん》

最初に観た時は入っていなかったです。

《内澤さん》

そうですよね。
楽曲と並行して制作していましたもんね。

《幾田さん》

そうですね。
でも、後ほど聞かせていただきました。

映像と一緒になってからご覧になってみて、どのようなことを感じましたか?

《幾田さん》

内澤さんが今仰っていたことを聞いて、
映画を観て感じたこととの辻褄が合いました。

劇伴が作品を装飾するものではなくて、
感情や言葉に寄り添ったダイナミクスさがあって、
物語に寄り添っているからこそ、
主人公たちの感情の昂りを、
そのまま自分が体験できるような劇伴でした。

今お話を伺いながら、
監督の意見も1つ1つ丁寧に取り入れて
作っていることを感じて、
「そういうことか〜!」って思いました。

内澤さんは、監督からの要望で「ここだけは!」というような、特に覚えている指示はございますか?

《内澤さん》

音楽を付けるという行為自体が、
そのシーンに
意味を持たせることになってしまうので、
監督から「音楽で説明しすぎないように」
というのはすごく注意されました。

そこを大事にして制作を進めましたね。

気づいたら劇伴が流れているという没入感があったのは、そういった制作の裏側があったからなんですね。

《内澤さん》

そうですね。

そういったところを
監督に指摘されながら作りました。

この映画を観る方に、作品を通してどんなメッセージを受け取ってほしいと考えていますか?

《内澤さん》

僕は人を愛することという大切さ、素晴らしさ、
自分だけの幸せを信じて生きるっていうことを、
改めて考えさせられるストーリーだと感じました。

これから観る方も、そういったことを改めて
考えるきっかけになればいいなと思います。

《幾田さん》

音楽は聴いて何かを思い出す要素があると
感じています。

映画を観てから、日々の生活に戻った時にも、
「With」を聴いて、
「映画のあのシーンでああやって

愛し合っている姿を観て、
自分の人生が何か変わったな」

と思い返す、きっかけのひとさじに
なれたらいいなと思います。

海の風景や空の青さが作中でも効果的に使用されていますが、音楽制作の上で影響を与えたものはありますか?

《内澤さん》

二宮さんとビートたけしさんが出演し、
タカハタ監督が手掛けたドラマ
赤めだかのシーンを思わせるような
場面があるなど、
監督が本作の中に
いろいろなオマージュを入れているので、

『キタノブルー』を取り入れようという思いも
あったりするのかなと感じました。

監督が裏に思っていることや、
リスペクトの思いを感じながら音楽を作ったので、
そういうところは影響されていると思います。

《幾田さん》

ポスターにも描かれている、
海の近くでの二宮さんの
素晴らしいお芝居が、

映画を観た後も印象に残り続けました。

その表情にインスパイアを受けた
といっても過言ではないくらい、

そこの場面が先ほどお話した
音の話に繋がっていくので、
まさにこのシーンだなと思います。

Withの歌詞の中に、喫茶店、携帯電話などそういう言葉が一切出てこず、映画と切り離しても曲として成立しているなと感じたのですが、そこは意識した点はありますか?

《幾田さん》

映画『アナログということに
すごく寄せた曲で
在らなくても良いのかなということは、
制作する上ですごく考えていました。

もちろん、作品を経ての
インスパイアソングなんですけれども、
この作品を観た後に感じた、
人と人との繋がりや、
普遍的な愛の形っていうものを、

自分の今までの経験のフィルターを通して
描いていきました。

内澤さんは詩曲を書かれる立場として、幾田さんのインスパイアソングをお聴きした上で、自分だったらどうするかなど、何か考えたことはありますか?

《内澤さん》

「こういう風に歌詞に落とし込めば良いのか」
など、
学ぶことがたくさんありました。

幾田さんご自身のフィルターを
通したというところで。
より真実味や説得力のある歌詞や曲に
なっているのかなと思いました。

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作品概要

タイトル:『アナログ』
公開表記:10月6日(金)
全国公開配給:東宝、アスミック・エース
コピーライト:©︎2023「アナログ」製作委員会©︎T.N GON Co., Ltd.
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【STORY】
手作り模型や手描きのイラストにこだわるデザイナーの悟。
携帯を持たない謎めいた女性、みゆき。
喫茶店「ピアノ」で偶然出会い、連絡先を交換せずに
「毎週木曜日に、同じ場所で会う」約束をする。
二人で積み重ねるかけがえのない時間。
悟はみゆきの素性を何も知らぬまま、プロポーズする事を決意。
しかし当日、彼女は現れなかった。
その翌週も、翌月も…。なぜみゆきは突然姿を消したのか。
彼女が隠していた過去、そして秘められた想いとは。
ふたりだけの“特別な木曜日”は、再び訪れるのか――。
【クレジット】
二宮和也 波瑠 桐谷健太 浜野謙太
/藤原丈一郎(なにわ男子) 坂井真紀 筒井真理子
宮川大輔 佐津川愛美 鈴木浩介 板谷由夏 高橋惠子
/リリー・フランキー
監督:タカハタ秀太
原作:ビートたけし『アナログ』(集英社文庫)
脚本:港岳彦
音楽:内澤崇仁
インスパイアソング:幾田りら「With」
(ソニー・ミュージックエンタテインメント)
製作:「アナログ」製作委員会
制作プロダクション:アスミック・エースAOI Pro.
配給:東宝、アスミック・エース©︎2023「アナログ」製作委員会©︎T.N GON Co., Ltd.
公式サイト:https://analog-movie.com/
公式twitter : @analog_movie
公式Instagram : @analog_movie
※上映時間は〈120分〉です。

Photographer: Taichi Nagaoka
Interviewer: Mizuki Yamagishi 他


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