映画「藍に響け」W主演!〈紺野彩夏×久保田紗友〉インタビュー!
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映画「藍に響け」W主演!〈紺野彩夏×久保田紗友〉インタビュー!

少女たちが和太鼓でぶつかり合う、 映画「藍に響け」 W主演! 紺野彩夏×久保田紗友にインタビュー💗 映画「藍に響け」 は、 ミッション系のお嬢様学校に通い 誰にも言えない想いを抱える環(紺野彩夏)と、 言葉で想いを伝えら…

少女たちが和太鼓でぶつかり合う、
映画「藍に響け」 W主演!
紺野彩夏×久保田紗友にインタビュー💗

映画「藍に響け」 は、
ミッション系のお嬢様学校に通い
誰にも言えない想いを抱える環(紺野彩夏)と、
言葉で想いを伝えられないマリア(久保田紗友)、
人とうまく繋がることのできないふたりが、
和太鼓の “音”によって繋がる瞬間を
瑞々しく描き出した青春部活映画。

インタビュー画像一覧☑️

演じてみての感想、本作の鍵となる和太鼓について、
お2人のことについても沢山お話をしてくれました🌟

藍に響け 紺野彩夏 久保田紗友

映画「藍に響け」の出演が決まった時どう感じられましたか?

紺野彩夏(以下:紺野):私はオーディションを受けていました。それが受かって「やった!受かった!良かった!」って感じでした。

久保田紗友(以下:久保田):私も、監督とプロデューサーさんとオーディションという形で本読みをして決まりました。とにかく今回の役作りでは、和太鼓に手話など、やらなくてはいけないことがたくさんあるなと思い、一筋縄ではいかない覚悟は感じました。

藍に響け 紺野彩夏 久保田紗友

実際現場に入ってからはいかがでしたか?大変だったことなどありますか?

久保田:和太鼓の練習が撮影の3ヶ月前から始まって、撮影に入る時には、チームワークや他のキャストとのコミュニケーションなど、今まで練習で作り上げたものがあったので、そこまで心細さや怖さは感じずに、あとは駆け抜けるのみでしたね。

紺野:始まったらやるしかない!って感じだったよね。

藍に響け 紺野彩夏 久保田紗友

和太鼓の練習はどのくらいの頻度でやられていたんですか?

久保田:序盤は週1とかでした!進めていくうちにつれ、だんだん頻度は多くなってきましたね。

紺野:本番ギリギリになって週3−4回とかになっていったよね。

お2人は、和太鼓は初挑戦でしたか?

紺野・久保田:初です!

ーおっ!和太鼓初挑戦はどうでした?

紺野:最初は叩く姿勢も知らず、まずは見よう見まねでやってみるところから始まり、「大丈夫かな」と思っていました。練習していく中で、みんなと音が合ってきたり、聞いていて「あ、今音が合っているな」と分かるようになれたので、そこで「大丈夫そうだ」と思えてからは、楽しくやれました。

藍に響け 紺野彩夏 久保田紗友

ーみんなの音があってくると気持ち的にもテンションが上がりそうですね。

久保田:最初はみんな揃っているのか、その感覚も全然わからなかったんですよ。和太鼓をやっていくうちに、今のがすごくいい音だったか、揃っていたか、みんなそれぞれ音を聴けるようになった時は結束力を感じました。その瞬間は感動しました。

ー素敵ですね。映像で見ればより集大成も感じられそうです!

和太鼓は何人で演奏したんですか?

紺野・久保田:14人ですね。

ーみんなそれぞれパートがあるんですか?

久保田:パートごとですね!それぞれ太鼓の種類も違くて、打つリズムも違いました。

藍に響け 紺野彩夏 久保田紗友

お2人の考える和太鼓の魅力とは?

紺野:大人数の和太鼓を綺麗に合わせて演奏できると、とても迫力があるんです。国によって言葉は違いますが、音は共通しているので、言葉がなくても他の国の人に音が伝わるのはすごいなと思います。

久保田:和太鼓って、昔からある日本の伝統文化じゃないですか。私は日本のカルチャーがとても好きなので、その一部に携われる事が嬉しかったです。作品が入る前にみんなで和太鼓の先生の舞台を観に行かせて頂いたのですが、その時は本当にエンターテインメントで、いろんな魅せ方があるなと思い、日本のアートを感じました。

ー日本のカルチャーが好きなら、なお和太鼓の作品に携われるのは嬉しいですね!

藍に響け 紺野彩夏 久保田紗友

お2人はW主演ということで、最初のお互いの印象はいかがでしたか?

紺野:他の作品で(久保田さんを)観ていたので知ってはいました。でも最初はずっと、クールなイメージがありました。

ーそのクールなイメージは変わりましたか?

紺野:すごい変わったわけではないのですが、「話しやすいな」っていうのは感じるようになりました。

久保田:もっとドライに見えてたの?!(笑)

紺野:私、相手がどれくらいの温度感なのか探ることが多いんです。最初は「仲良くなれるかな?」って気持ちがあったんですが、話していくうちに、(久保田さんは)いろんな話も優しく聞いてくれるし、お話ししてくれるので、話しやすいなって印象に変わりました。

ークールな印象が解けたのはいいですね!

久保田:結構怖がられることが多いんですよね(笑)

藍に響け 紺野彩夏 久保田紗友

ー実際に怖い印象を持たれていても、実際に触れ合ったらそのイメージがいい意味で変わるのは素敵だと思います。久保田さんはいかがですか?

久保田:私も、モデル姿の紺ちゃんを知っていました。紺ちゃんは、あんまり感情を出さないので、純粋に「何を考えているんだろう?」って思っていました(笑)ですが、一緒に芝居をしていく中で、紺ちゃんが思っている(紺野演じる)「環」に対しての思いが、すごく伝わってくる瞬間があったので、改めて「紺ちゃんは本当に自分の感情をあまり表に出さないタイプなんだな」って思いました。紺ちゃんはすごく空気が読める人だから、自分の話よりも聞くタイプではあると思っているんだけど、どうだろう?

紺野:そうかも。常に人の話は聞いているタイプですね。

久保田:紺ちゃんは、相手をきちんと受け入れられる人だと思います!

ーおお!素敵ですね!

今回の作品でお2人が演じられた役は、どんな役なのか、読者へご紹介をお願いします。

ー紺野さん演じた環について。

紺野:環は最初、お父さんの会社がうまくいかなくて、「何も信じられない」って状態だったんです。人と喋ることもせず、あんまり交わろうとしないタイプでした。でも、和太鼓やマリア、部員に出会ってちょっとずつやりたいことを見つけて行きます。元々バレエをやっていたというのもあって、すごく熱血タイプな女の子だと思います。

藍に響け 紺野彩夏 久保田紗友

ー久保田さん演じたマリア役について。

久保田:マリアは、言葉は話せずとも、和太鼓と出会って、物語の最初では迷いはないんです。マリアは和太鼓をやっていた年数も長いので、他よりも「私がちゃんとできなきゃ!」っていう責任感がすごくあって。自分のダメなところを見せてしまう事が怖いと思っている、本当に不器用な女の子なんです。環と出会ってから不安なことが増えて、本当の意味で「気持ちでぶつかり合う」事を知って変わっていきます。

藍に響け 紺野彩夏 久保田紗友

ーどんな事で衝突していくのでしょうか?

久保田:環は結構体育会系なんです。でもマリアはどちらかっていうとみんなで一緒に楽しめればいいじゃん!ってタイプなんですよね。だから私は環にたくさん怒られます(笑)

ー気になりますね!(笑)

今回の映画には原作があるということで!原作と映画では違いましたか?

久保田:全く違いますね。最初に、プロデューサーの方に台本を頂いた時、原作はあまり意識しなくていいと言われました。原作には目を通してはいたんですが、本当に台本の情報で役作りをしましたね。

ー台本ベースで役作りをされたんですね。監督さんとも役作りについてはお話をされましたか?

紺野:リハーサルの期間が何日かあったので、その間に監督が作り上げたいそれぞれのキャラクターの熱い思いを、みんなそれぞれ受け取ってやっていきました。

藍に響け 紺野彩夏 久保田紗友

実際に劇中で思い入れのあるシーンや、印象に残っているシーンは?

紺野:最後のみんなとの和太鼓は、達成感があって記憶に残るシーンかなと思います。

久保田:和太鼓のシーンもちろんなのですが、環とマリアが海で喧嘩しているシーンがあるんです。そのあとの演奏シーンで2人はかなり覚醒していると思います。

今回の作品、ミッション系(キリスト教主義)女子高生ということで、違う意味でのミッション(mission)で、最近ミッションに立ち向かっている事や、達成したことを教えてください。

久保田:ずっとやっていたゲームがあって、それを最後の敵まで倒してしまって、終わっちゃいました!(笑)達成しちゃった(笑)

紺野:私は逆に、今戦う系のゲームをやっているんですが、ランク戦ができるようにもうちょっと頑張りたいなって思ってます…(笑)ランク戦のリーグに行く前に、練習してからじゃないと、強い人たちが沢山いるので死んじゃうんです(笑)

ーそのミッションクリアできるために練習中なんですね!(笑)

久保田:2人ともゲームの話題になっちゃいました(笑)

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Nomdeplumeの読者へ、10代のうちにやっておいたほうがいいアドバイスをください。

ーお2人は、どんな10代でしたか?

久保田:私は、このお仕事をさせて頂いていたのもありますが、もっと10代らしいことしとけばよかったと思う10代でした。みんなで外で川遊びするとか、やってみたかったです!

ーザ・青春みたいな!

久保田:夏休みにみんなで集まって自然のある場所に遊びに行くとかいいと思います。

紺野:私は、制服でいっぱい写真撮ったりとかすればよかったなって思います。なので、制服でいろんなところに出かけるとかですかね。その当時はいつでもできるって思っていても、本当にその時にしかできないと思います。

ー本当にその通りだと思います。

久保田:こういうのって過ぎ去ってから後にならないと気づかないと思うんです。だから、今ある時間が本当に貴重なんだよっていうのを知っておいて欲しいです。

ーとても刺さる言葉ですね。ありがとうございました!

藍に響け 紺野彩夏 久保田紗友

■ 映画「藍に響け」
2021年5月21日(金)より5月21日(金)より新宿武蔵野館、渋谷ホワイト シネクイント、池袋シネマ・ロサほか全国順次公開

□ スタッフ
監督:奥秋泰男
原作:すたひろ「和太鼓†ガールズ」(双葉社刊)
エグゼクティブプロデューサー:蓮見智威
製作統括:清家端
プロデューサー:前信介
脚本:加藤綾子
音楽:茂野雅道
撮影:春木康輔
照明:大久保礼司
録音・整音:岸川達也
美術・装飾:寺尾淳
助監督:平波亘
ラインプロデューサー:雨無麻友子
制作担当:石井宏樹
衣裳:小宮山芽以
ヘアメイク:七絵
編集:岡崎正弥
音響効果:勝亦さくら
スチール:久保田智
キャスティング:SKALY
和太鼓指導・監修:山部泰嗣
制作プロダクション:グラスゴー15
宣伝協力:Compass
配給・宣伝:アンプラグド
製作:「藍に響け」製作委員会
(ロータス・ワイズ・パートナーズ 万屋物産 Qvou グラスゴー15)

□ キャスト
紺野彩夏、久保田紗友、永瀬莉子、板垣瑞生、小西桜子、山之内すず、茅島みずき、吉田凜音、川津明日香、山本亜依、カトウシンスケ、濱田マリ、須藤理彩、筒井真理子、吹越満

※岡崎正弥の崎は立つ崎が正式表記。

(c)すたひろ/双葉社 (c)2021「藍に響け」製作委員会

映画『藍に響け』公式サイト

フォトグラファー:長岡泰地 インタビュー・文:竹井裕香

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Nomdeplume編集部Nomdeplume編集部